電車の車内にて

「すいませんが、匂うの嫌なので、食べるのやめてくれませんか?」と電車の車内での発言。

東海道線車内で向かい合ってお弁当(お寿司系)を食べている二人に対し、少し離れた席から一人の女性が投げ掛けた言葉だ。

確かに言われてみるとお酢の匂いが車内に漂っている。

東海道線と言えば、「旅の電車」というイメージだったが、最近は都会の電車で、乗りなれている人にとっては車内での食事はタブーなのだろう。

今はもうおおらかな時代ではなくなったのかなと思う一方、「時代」と一言で片付けてしまうのもタブーだと思った。

そもそも「歴史」という概念は、人間が作った単なる出来事に過ぎないからだ。その出来事の背景にあるのは人間の感情だ。その感情が歴史を作り出している。

どんな時代でも一人一人の感じ方は違うのだ。

お互いの感情が、上手く治まるよう、自己主張は必要だが、皆さんがおおらかに平和になることをお祈りします(私も含め)。