グルとは

抜粋

シュリー・バガヴァーンは言った。「神、グル、真我は同じである。」そして、彼は『霊的な教え』(Spiritual Instruction)の中でグルについてこう言い表している。

「グルとはつねに深遠なる真我の内に宿る者をいう。彼は彼の他者との間にけっして何の違いも見ない。彼は自分が光明を得て、他の者たちは束縛され無知の暗闇の中にいるといった偽りの区別から完全に解放されている。彼の確固とした冷静さはいかなる環境でも揺らぐことはない。」

グルへの服従とは、外側にいる誰かに自分自身を服従させることではなく、内なる真我の発見を助けるために外側に顕現した真我に服従することである。「師は内側にいる。瞑想とは、師が外側にしかいないという無知な考えを取り除くためにある。もしあなたの待ち望んでいる師が見知らぬ誰かであるならば、彼はいつの日か消え去ってしまうに違いない。そのようなつかの間の存在が何の役に立つというのか? だが、あなたが自分自身を身体だと考えているかぎり、外側の師も身体を持って現れるだろう。自己が身体であるという誤った同一視が止むとき、あなたは師が真我であることを見いだすだろう。」